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アスリート語録

国士舘の在学生/卒業生を中心に、第一線で活躍している選手にインタビューをしていきます。活躍を続ける秘訣はもちろん、葛藤や挫折の経験、選手それぞれの「座右の銘」から、人生のヒントを感じてもらえるでしょう。

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古城茂幸

プロフィール 古城茂幸(Shigeyuki Furuki)
千葉県出身/1976年1月12日生まれ
中央学院高校・国士舘大学政経学部卒
北海道日本ハムファイタースを経て、現在は読売ジャイアンツ内野手
主な活躍
  • 大学通算35盗塁
  • 一軍通算成績(実働11年)
    2割2分3厘/184安打/61打点

国士舘での厳しい寮生活が「逃げ出さない自分」の育ての親です

キャンプイン間近の1月下旬。幾多の名選手の汗滴を吸ってきた読売ジャイアンツ球場を訪ねた。伝統ある読売巨人軍で、内野のユーティリティープレーヤーとして存在感を発揮する古城茂幸選手は、97年度に国士舘大学を卒業した本学OB。ゆったりとした足取りで室内練習場に現れた古城選手に、早速話を聞いてみた。

01

―あと10日ほどでキャンプインですね。
また始まりますね。1月前半は自主トレに行っていたので、しっかり準備はできています。野球選手は休みが長いと思われがちですが、シーズンオフもトレーニングするので、ゆっくり休めるのは1~2週間ぐらい。実は大変なんですよ。

―小学校時代は体操を習われていたそうですが?
体操クラブで3年間やってました。その頃は、土日に少年野球の練習に行ってましたね。

―二足のわらじを履かれていたわけですね。
ええ。ただ、中学で本格的にやりたかったのは体操だったんです。自分のクラブが市内でも注目される強いチームになって、その中で頑張れたこともあり、体操は続けたかった。でも、中学の体操部が廃部になってしまいまして。そこからは野球一筋ですね。

02

―体操への未練もあったんじゃないですか?
そうですね。体操はできなかった技にチャレンジして、それができるようになることが本当に楽しかった。今になってみるとナメてますけど、その頃は「このままやっていけば野球選手にはなれるだろうな」くらいに思ってましたから(笑)。

―高校に入学されて、プロ野球選手になれる手応えはありましたか?
それがまったく逆で、とんだ思い上がりということを思い知らされました。自分が入った高校は、野球ではまだ無名校でしたけど、それでも野球部に入部した直後に「これは無理だな」と思いましたね。市内のトップレベルの選手がみんな来ていたし、地方からも地元で有名だった選手とか入学してましたから。一時は野球選手をあきらめて、「高校の先生になろうか?」と考えたりもしました。でも巧くなっていくと、楽しくなって欲が出てくるんです。レギュラーメンバーに入れたのは2年の秋。当時は怪我が多くて、チームメイトが苦しそうに練習してるのを自分は休んで見ていることもあって。それなのに試合に出してもらえたりして、情けなくなりました。そういうところから、野球は一人じゃできないスポ―ツ、ということを強く感じましたね。

03

―国士舘大学に入学されたきっかけは?
これで野球も終わりかな? と思っていたところに、声を掛けてくださった学校の中から選ばせていただきました。

―古城選手の目に映った国士舘の印象を教えてください。
寮生活だったので、「厳しいところだなぁ」と思いました。上下関係もしっかりしてましたし。そういう点で、野球だけでなく勉強になったことはいっぱいあります。この時の経験がなければ、逃げ出していたであろうことが、いくつもありますね。自分は甲子園に行けなかったんですが、周りには甲子園に出場したメンバーも大勢いました。甲子園に行ったエリートには絶対負けない! という気持ちは、当時はもちろんプロになった今でもあります。

―大学生活を振り返ってみて、いかがですか?
寮生活では、連帯責任がついて回りますよね。野球をやる上でも、「一人のミスはみんなのミス」というのは、不可欠ですし。連帯責任の精神は、今でも活かされている大きな財産ですね。ただ、みんなに迷惑を掛けないためのずる賢さも身に付きました。例えばバレないように門限破りをするとか(笑)。

04

―国士舘大学からプロ入りされて、夢は叶ったわけですね。
まだ叶ってないですね。プロで活躍して大勢の人に認められるのが、自分の夢ですから。

―古城選手はトレードも経験されました。
野球選手にとって、トレードは環境の変化が大きいので、大変なんです。北海道の家を引き払って東京に行くわけですから。でも、巨人という全国区のチームに移籍して、注目される機会も多くなり、やりがいは大きかった。日本ハムでは伸び悩んだので、このチャンスを逃すまい、という思いは強かったですね。

―今後の目標をお聞かせください。
昨年プロで初めて、自分が出場した試合で優勝が決まったので、そういう機会をもっと作りたいですね。

05

―後輩に向けてメッセ―ジをお願いします。
苦しいことから逃げずに正面からぶつかってください。苦しめば、その後に必ずいいことがありますよ。これは自分に言い聞かせている言葉でもあるんですけどね。

―最後に、座右の銘をいただけますか。
「栄冠は努力の上に輝く」。高校時代、監督からよく言われて、今でも自分の中に活きている言葉です。

栄冠は努力の上に輝く
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