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アスリート語録

国士舘の在学生/卒業生を中心に、第一線で活躍している選手にインタビューをしていきます。活躍を続ける秘訣はもちろん、葛藤や挫折の経験、選手それぞれの「座右の銘」から、人生のヒントを感じてもらえるでしょう。

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嶋原清子

プロフィール 嶋原清子(Kiyoko Shimahara)
山口県出身/1976年12月22日生まれ/血液型A型
高水高校・国士舘大学体育学部卒
資生堂ランニングクラブを経て、
現在はセカンドウィンドAC所属
主な活躍
  • 日本学生選手権14位(1997年)
  • ドーハアジア競技大会女子マラソン2位(2006年)
  • ホノルルマラソン(2008年・優勝、2009年・2位)
  • 北海道マラソン優勝(2009年)
  • 横浜国際女子マラソン2位(2009年)

世界を相手に戦う人の姿勢を国士舘で学びました

東京から横浜に舞台を移して行われた第1回横浜国際女子マラソンで、2位の好成績を収めた嶋原清子選手。レースからわずか9日後、しかも3週間後にホノルルマラソン出場を控えた大事な時期にも関わらず、嶋原選手は取材現場に満面の笑顔で現れた。
(取材後に出場したホノルルマラソンでも見事2位でゴールイン)

01

―先日の横浜の激走、お疲れさまでした。
ありがとうございます。

―練習はどのくらいされるんですか?
朝夕2回に分けて1日20~30km走ります。時間にすると朝が1~1時間半、夕方が1~2時間ですね。雨の日は体も冷えるのでイヤですけどね。

―嶋原選手は大きな怪我をされたことがありませんよね。
おかげさまで。練習し過ぎるとパンクしてしまうので、監督が考えてくれるんです。

―日本人アスリートは早熟型が多いですが、嶋原選手はまだ“伸び盛り”の印象ですね。
海外のレースに出場すると、私より年齢が上のランナーはたくさんいるんです。そういった成功例を間近で見ているので、年齢でひるむところはありませんね。年齢によって限界を作らない、監督の指導法もあると思います。あと、私が所属するSWAC(セカンドウィンドAC)の一般の会員さんには70代の方もいらっしゃいますので、不安は何もないです。

02

―社会人時代は資生堂、その後SWACに移籍されました。変化はありましたか?
2年前に移籍したんですが、環境はガラッと変わりました。まずこれまで以上に自己管理をしっかりしなければならない。いい睡眠、栄養のある食事、いい練習を心がけながら、でもすべてをほどほどに。何にしても摂生を心がけています。自己管理をすることで自分に責任を持たなければならないことも大きな変化でした。もう一つは、会員の一般ランナーのみなさんと一緒に練習すること。幅広い年齢の方と一緒に走ることで、勉強にもなるし視野も広がりましたね。

―自分だけでとことん練習した方が強くなる、とは思わないんですか?
そう考えていたら、このチームにはきていなかったと思います。会員さんと一緒に練習することは、移籍する前からわかっていたことでしたから。私は、一般のランナーの方と一緒に走れる場を作りたい、と思っていたんです。

―陸上を始められたきっかけは?
子供の頃から走るのが速くて。得意分野を続けてきた感じですね。大学までは800m、1500mだったんですが、社会人になってから徐々に距離を伸ばしていきました。

03

―国士舘大学に入られた理由は?
高校の陸上部の監督に、陸上を続けたいと相談したら、監督が国士舘大学の出身だった縁で、推薦していただきました。

―どんな学生だったんですか?
う~ん、運動神経はあまりよくなかったですね。実技の授業はボロボロでした(笑)。実技の授業が2つ3つある日は、クタクタになって陸上部の練習に行っていましたね。

―嶋原選手の目に国士舘はどう映っていましたか?
周りの友達には、専門分野を懸命にやっている人が多かったんです。普段の生活から自分の競技に対する意識が高いんですよね。世界を相手に戦っている人たちが身近にいたことは、本当に刺激になったし学ぶところも大きかったですね。だから授業にしても、臨む時の心構えが少しずつ違ってきますよね。私自身は学生の頃に、「世界を相手に戦おう」なんて気持ちはなかったです。競技成績もレベルが低かったですし。

04

―そこから日本のトップアスリートに成長したきっかけは何だったんでしょう?
資生堂時代に限界を作らず長い目で見て育ててもらえたこと。それが大きかったと思います。目先の結果にとらわれないから、ハードな練習も課されなかったし、だから故障もせずにここまでやってこられた。そうすると、記録としては遅いんだけど、毎年ちょっとずつ自己新記録が伸びていくんです。人よりは時間がかかったけど、高いところまで登りつめることができました。

―マラソンの魅力って何でしょう?
自分で走るんだったら、充実感、達成感に勝るものはありません。観戦するんだったら、テレビじゃなくて会場に足を運んで、選手の息遣いや汗、表情を感じてほしいですね。そうすれば、自分も走ってみたい、と思ってシューズに足を通してくれる人が増えると思います。

―今後の目標をお聞かせください。
一つひとつの大会をいい状態で迎え、元気にスタートラインに立って、できればいい成績が残せればいいですね。あとは、最近ランニングをする方が増えていますが、ランニングの楽しさをより多くの人たちに知ってもらう活動をしていきたいと思っています。

05

―後輩に向けてメッセージをいただけますか。
したいことが見つかっている人は、それに向かって突き進んでください。まだ見つかってない人は、いろんなものを見て、いろんなことにチャレンジして、若いうちに成功も失敗もいっぱいして、自分で考えて答えを見つけてほしいですね。

―嶋原選手の座右の銘を教えてください。
いい意味での“お互いさま”ですね。一人じゃ何もできないじゃないですか。大会で走る選手がいなければ、レースにもならないし。不思議なことに、レースはピリピリしていると走れないんですよ。いい成績を残す時は、心穏やかで落ち着いている時。割りこまれてイライラしたりすると、結果に結びつかないんです。だからこそ、レースでも普段の生活でも、いい意味で“お互いさま”という気持ちを、常に持っていたいんです。

お互いさま
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