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アスリート語録

国士舘の在学生/卒業生を中心に、第一線で活躍している選手にインタビューをしていきます。活躍を続ける秘訣はもちろん、葛藤や挫折の経験、選手それぞれの「座右の銘」から、人生のヒントを感じてもらえるでしょう。

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鈴木

プロフィール 鈴木桂治(Keiji Suzuki)
茨城県出身/1980年6月3日生/血液型AB型
国士舘中学・国士舘高校・国士舘大学院卒
現在は国士舘大学体育学部専任講師
主な活躍
  • 講道館杯日本柔道体重別選手権大会(100kg級)
    4連覇(1998~2001)
  • 世界柔道選手権大会(無差別級)優勝(2003)
  • アテネオリンピック(100 kg超級)金メダル(2004)
  • 全日本柔道選手権大会優勝3回(2004・2005・2007)

インタビューの数日前に誕生日を迎え、29歳になった鈴木桂治選手。“青春のすべてが国士舘”といいきる鈴木選手に、忙しい練習の合間を縫って取材した。

01

―先日のアジア選手権で準優勝されましたが、何か手ごたえを感じましたか?
一度やるって決めたからには優勝したかったので、すごく悔しいですし、まあこれからかなって思えば、こんなもんじゃないかと思います。

―最近、階級を100kg超級に戻された理由は?
今までは減量があったので、ずっと続けていくには少しでも怪我が少なく、体への負担がないようにと考えて、階級を変えました。ただ、戦い方を変えるわけではないので、普段どおりの自分のスタイルに変わりはありません。

―柔道をはじめたきっかけを聞かせてください。
3歳の時に近くの柔道場に通いはじめたのがきっかけです。小学校時代は、とにかく厳しかった。とても熱血な先生で、正直やめたいと思うこともありましたが、やめさせてもらえなかった(笑)。でもその先生のおかげで柔道を覚えて強くなれたし、とても尊敬しています。

02

―国士舘中学を選んだ理由は?
強いところでもっと強くなりたいという気持ちがありました。国士舘に入って川野一成先生(当時・国士舘中学高等学校柔道部総監督/現在・国士舘中学、高等学校校長)と出会い、僕の柔道スタイルが作られていったと思います。

―鈴木選手にとって、国士舘とはどんなところ?
青春のすべてが国士舘ですから。どういうところかと聞かれたら、中学から寮生活で、国士舘のほうが実家よりも長くいますから(笑)。ここで育ってきたなって感覚しかないですね。

―そんな国士舘に今年の春から“講師”という立場で在籍されていますが。
先生の補助で週に数回、授業を手伝っています。ほとんどの学生が、授業ではじめて柔道に触れ合う子達。僕は女の子を担当することが多いですね。例えば、帯の縛り方一つにしても、新しい体験なのでとても喜んでくれるし、みんな素直でいい子達です。また、さらに上を目指している後輩たちには、僕が見てきた世界を見せてあげたいです。僕自身、中・高・大学と教えてくださった先生方が違ったので、それぞれに色々な教え方がありました。結果的にその全てが一つにならないと強くならないわけです。その時々にあった、一人ひとり異なる教え方があるので、指導する立場に立つということは僕自身も勉強ですね。

03

―鈴木選手が見てきた世界の一つにオリンピックがあると思いますが、北京オリンピック後にもう一度柔道を続けようと思われたきっかけとは?
これからどうしようかと、とにかく考えました。後ろのことは見ずに、ただ柔道を続けるのか、やめるのか、それとも教員になりたいのか。それで、続けようと決めたわけです。自分の気持ちがやめることを許さなかったんでしょうね。それにプライドもありましたし。

―現役を続けられることを決意されて後、全日本選手権に出場されましたが。
全然練習していなかったので負けて当然ですが、一度は柔道を辞めようと思っていた自分が、あの舞台に立てたことを、まずは褒めようと思った。また戦えるということが単純にうれしかったです。全日本選手権は柔道家にとってやりがいや緊張感のある、特別な戦いの場であり、僕にとっても大事な舞台なので、来年はぜひ勝ちたいです。

―強くなるために日ごろ気をつけていることはありますか?
遊び過ぎないことですかね。遊びすぎない程度に遊ぶくらいが良いと思います。僕が親しくしている人たちは、年上が多いので、その人たちが32、3歳で現役をやってるとなると、僕自身もやめるわけにはいかないですし、とても刺激をもらってますね。

―ずばり今後の目標は?
強くなること。それに尽きます。自分が強いと思うのではなく、周りから強いと思われるような柔道家になりたいです。指導者としては、後輩に日本一、世界一になってもらいたい。そのためには精一杯尽力します。

―後輩たちへのアドバイスを。
やりぬき通すことが大事じゃないですかね。諦めることは簡単ですけど、意地でもやり通すってことが、僕にはすごく大事じゃないかなと思えます。

―最後に、座右の銘は?
“剛毅木訥”です。国士舘の高校と中学の校長の川野先生がよくいわれる言葉です。

剛毅木訥

心が強く、しっかりしていて飾り気のないさま。「剛毅」はゆるぎない意志を持っていること。意志が強く挫けないこと。「木訥」は無口で飾り気がないこと。「剛毅朴訥」とも書く。

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